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アンビシャス総合法律事務所・冬の大芸術祭(展示会)開催中!

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1.はじめに

 アンビシャス総合法律事務所では、1年に1度、所属弁護士、司法書士を中心としたメンバーで1泊2日の合宿を行います。札幌を離れて勉強会を開催し、夜はご当地で懇親を深め、翌日午前はアクティビティを行い、解散するという流れが慣例です。
 2023年は、10月27日(金)、28日(土)で旭川市で合宿を行ったのですが、今回はアクティビティとして焼き物づくり体験を行うことになりました。旭川・嵐山の麓に所在する大雪窯様(https://taisetsugama.com/products/)でろくろを使った焼き物づくり体験(ワークショップ)をさせていただくことになりました。
 今回は、この焼き物づくり体験について話をさせていただきます。


2.焼き物体験

 2023年10月28日午前9時、焼き物体験がスタートしました。開始すると、まずは、皿タイプの焼き物か、グラスタイプの焼き物を選ぶことになりました。私は、ビールを飲めるグラスが欲しかったので、グラスタイプを選択しました。

 作ってみるとこれが結構難しく、薄く伸ばしている部分に穴が開いてしまいました。1度失敗すると、修正することが難しいとのことで、土を練り直して最初からのスタートとなってしまいます。私は2度ほど独力でやり直しましたが、やはり穴が開いてしまうので、ある程度の成形(8割くらい)を講師の方にやって貰いました。

 形を作ると、次に配色や模様を選択します。配色にもかなりのバリエーションがあり悩みましたが、私はクリアホワイト色にすることにしました。

 周りを見渡すと、皆それぞれ違った形状や雰囲気の作品が並んでおり、各人の個性が出ているようで面白かったです。

 焼き物づくり中に、どこからともなく、「完成品が届いたら大会議室の窓際に作品を並べ、展示会を開催しても良いのでは?」という話が盛り上がり、作品が届き次第、展示会を行うことになりました。


3.展示会

 そして、2023年12月初旬、当事務所に作品が送られてきました。
 プロの手により乾燥と焼きの工程を経た作品たちは、心なしかそれぞれ立派な形となり、展示会を開催するに恥じないクオリティに仕上がっていました。
 そして、各々の作品にそれぞれ名前を付け、窓際に並べて展示しました。
 以下が展示会の模様です。私がコメントを添えたうえで、全作品を紹介させていただきます(コメントは作者の意図とは異なる可能性があります)。

① エントリーNO.1 安藤誠悟
  タイトル:無題

【コメント】
緑色と白色のグラデーションが、まるで北海道の大自然を表現しているかのようで、趣深い湯飲みです。


② エントリーNO.2 奥山倫行
  タイトル:ペントレーと何か

  \50,000-

【コメント】
海を思わせる水色を見ていると、つい呼吸をするのを忘れてしまうような奥深さを感じます。「何か」が気になります。


③ エントリーNO.3 森谷拓朗
  タイトル:野心家の口笛

【コメント】
曲線模様、配色、形状、どれを取っても魅力的な作品。タイトルの「野心家の口笛」にもドキッとさせられる魅力があります。


④ エントリーNO.4 大宮真由美
  タイトル:普通の小鉢

【コメント】
黒を基調としたスマートなフォルムの小鉢の中に輝く黄金色の模様。料理をより一層美味しく感じさせてくれること間違いなしですね。


⑤ エントリーNO.5 日西健仁
  タイトル:Aちゃんズ

【コメント】
「Aちゃんズ」が可愛いです。個人的に1番好きな作品です。


⑥ エントリーNO.6 髙塚慎一郎
  タイトル:大雪皿

【コメント】
白色を全面に押し出した、シンプルで美しく、力強い作品。機能性も抜群で、あらゆる場面を彩ってくれそうです。 


⑦ エントリーNO.7 三本竹寛
  タイトル:びわの皿

【コメント】
羽を思わせる華麗な流線形の模様にその周囲を彩る花びら。
眺めるだけで楽しい気分にさせてくれる作品です。


⑧ エントリーNO.8 白石森生
  タイトル:白石(しらいし)

【コメント】
北海道の雪をイメージしたビアグラス。展示会が終わったらこれでお茶やビールを飲むのが楽しみです。


⑨ エントリーNO.9 草薙平
  タイトル:贈り物

【コメント】
温かみのある薄紅色と白色から優しさを感じる作品。昔、私が通っていた幼稚園で飼っていたうさぎを思い出してしまいました。


⑩ エントリーNO.10 澤口桜子
  タイトル:蕎麦猪口(のつもり)

【コメント】
鮮やかな深い緑が印象的な蕎麦猪口。ペア猪口というのも素敵ですね。

以上、展示会の紹介でした。現在、当事務所の8階大会議室に↓のように飾っています。



4.最後に

 今回お世話になった大雪窯のキャッチコピーに、「そこに佇むだけで、気持ちを豊かに」というものがありました。
 この言葉には、陶芸品は、手にしたときの感触や口当たりの良さはもちろん大切だけれども、使われていないときでも、インテリアの一部として、私たちの日常を彩ってくれるという意味が込められており、感銘を受けましたので、紹介させていただきます。
 私たちの作品は、今日も会議室の棚の上に佇み、気持ちを豊かにしてくれています。
 忙しい毎日でも、様々な文化に触れ、豊かな感性を保ちながら過ごしていきたいものです。

 紹介させていただいた展示会は、2024年1月末まで開催中です。
 2024年1月中に当事務所にお越しになる予定がある方は、これらの作品をご鑑賞いただければ幸いです。

弁護士 白石 森生